カレーとライス 与平|素材の力だけで勝負する、高崎発の手作りテイクアウト

塩だけで味を決める、野菜の甘みに委ねた一杯

化学調味料も添加物も使わず、味付けは塩のみ。カレーとライス 与平のカレーは、玉ねぎ・トマト・人参といった野菜をじっくり煮込み、素材から引き出された甘みとコクだけで成り立っている。長時間かけて野菜を溶け込ませることで、ルウ全体にやわらかな厚みが生まれ、人工的な調味では出せない奥行きが口の中に残る。無添加・無化調という方針は開業当初から一度もぶれていない。

「食べたあとに胃がもたれない」「翌日もまた頼みたくなる」という声が利用者の間で目立つ。身体への負担が少ないという実感が、リピートにつながっているようだ。小さな子どもに食べさせる親世代からの支持も厚く、家族単位での注文が週末には集中するという。塩だけで味を組み立てるという制約が、逆に素材選びへの真剣さを引き上げている。

下仁田ポークと上州牛、群馬の畜産をカレーに落とし込む

ポークカレーに使われるのは群馬ブランドの下仁田ポーク、ビーフカレーには上州牛を採用している。どちらも地元の畜産が育てた銘柄肉で、仕入れの段階から産地の透明性にこだわっている。野菜も高崎市周辺の群馬県産を中心に調達しており、国産食材の優先使用を基本方針として掲げる。カレーとライス 与平の一皿には、群馬の生産者たちの仕事がそのまま反映されている。

個人的には、ポークカレーの肉の質感に驚いた。煮込んでも繊維が崩れすぎず、しっかり豚の旨味が残っていて、これは素材の力だなと素直に感じた。地産地消を掲げる飲食店は増えているが、テイクアウト専門のカレー店でここまで産地を明確にしている例は多くない。食材の出どころがはっきりしている分、食べる側としても安心感がある。

懐かしさの正体は、すべて手作りの工程にある

スパイスが尖った流行のカレーとは路線が異なる。カレーとライス 与平が再現しようとしているのは、日本の家庭で長く親しまれてきた、あの素朴なカレーライスだ。スパイスの調合から煮込みまで全工程を一人で手がけ、自宅敷地内に構えた小さな店舗で毎日仕込んでいる。

野菜はトロトロになるまで煮込まれ、固形の食感がほぼ残らない仕上がりになっている。野菜嫌いの子どもや、食感に敏感な高齢者にも食べやすいと感じる人が多いようだ。店の雰囲気もアットホームで、常連との会話が自然に生まれる距離感がある。

下豊岡バス停そば、昼から夜まで使えるテイクアウト拠点

下豊岡バス停から徒歩約2分の場所に店舗を構え、営業時間は11時から19時まで。予約なしで店頭注文ができるほか、Uber Eatsによるデリバリーにも対応しており、現金・クレジットカード・各種QRコード決済と支払い方法の幅も広い。昼食にも夕食にも使える時間帯の長さが、日常づかいのしやすさにつながっている。カレーとライス 与平は高崎市の生活動線に自然と組み込まれた存在だ。

メニューはポークカレーとビーフカレーの2本柱に、チーズ・ロール豚カツ・煮込み野菜などのトッピングを組み合わせる構成。ライスをひじきご飯に変更するオプションもあり、同じカレーでも毎回違った食べ方ができる。辛さを足したい人向けには独自調合の辛味スパイスが用意されていて、家族それぞれが自分好みにカスタマイズしている場面が容易に想像できる。日常の中でふと「今日はカレーにしよう」と思ったとき、選択肢に入る店だ。

高崎市 カレー

ビジネス名
カレーとライス 与平
住所
〒370-0873
群馬県高崎市下豊岡町1034ー7
アクセス
下豊岡バス停から徒歩で約2分
TEL
027-377-5448
FAX
営業時間
11:00~19:00
定休日
毎週 水曜・日曜
URL
https://yohey-2480.jp